土曜日

2014年11月1日 マスコミが伝えないホントのコト、白石草さんOurPlanet-TVが語ります!

マスコミが伝えないホントのコト、白石草さんOurPlanet-TVが語ります!
~「知らない」ってことはいのちを「守れない」ってこと?~
ふくしまっ子リフレッシュin世田谷2014夏報告会と講演会


11月1日、日本大学文理学部社会学科後藤研究室共催で、夏のリフレッシュの報告会とアワープラネットTV白石草氏の講演会に100名以上が参加した。
最も衝撃的だったのは、チェルノブイリ原発140kmウクライナ・コロステンの取材映像である。事故から28年。世代は2代目なったが、人々の健康状態はむしろ悪化している。IAEA等国際機関は甲状腺癌しか認めない中、ウクライナでは50以上の病気が被曝由来と認定される。診断不明の症状や難病。半日、一日治療用ベッド150床が、慢性疾患の子供から老人で埋まる。ある母親は、娘の体調管理のため、すべての食材を畑でつくるまでの対応を迫られている。
この現実を前に、ウクライナの住民支援は今でも重要課題として、学校や地域で取り組まれている。中でも検診と保養は、大人子供の被曝対策・住民支援の柱である。支援を統括した保養庁が昨年発足し、事故から28年間の健康調査データは、二千万円の低予算と旧式パソコンを駆使し一括管理される。健康/病気/症状ごと、貧困/親がいない等家庭環境ごとに、国や地方自治体が、きめ細かい保養プログラムを年21日間提供する。
対策が遅れる日本。民間が踏ん張るにせよ、次世代の将来はどうなるのだろうか。
リフレッシュ報告でボランティアの学生が「事故を忘れてはいけないと思う」と話したことについて、白石さんは「大変なのはこれから!」と。そして「命を守るために確かな情報が必要。情報を見分ける目は、様々な媒体を比較する癖をつける、情報源を辿り、発信の意図を考えることで養われる。現状に絶望せず、市民自らメディアをつくり発信することもできる」と締めくくられた。

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