水曜日



20157 猪苗代の「マミーズタミー」にて

総勢57名で同窓会を開催

 
2015年7月4日、5日に今後の週末保養も見据えて、下記を目的として猪苗代で同窓会を開きました。

・低線量の猪苗代で子どもたちをのびのびと遊ばせ、福島での再会を楽しむこと、交流し、つながりをつくること

・短期保養の運営上の課題について知り、自分たちで利用の仕方を考え、次の動きにつなげること。

福島親子16家族52名
+世田谷の会5名
宿泊場所:シェアハウス マミーズタミー(福島県耶麻郡猪苗代町字見祢山1-380(猪苗代駅から車で10分くらい)。今回は宿泊人数が多かったので、近隣の宿泊施設「朝日荘」にも分宿しました。










今回は定員の関係で参加できなかった人もおられました。また今後も利用できる近場での週末保養の仕組みも確立したいので、9月に第2回目、第3回目を開催します。2015年9月の同窓会予定
第2回目: 2015年9月12・13日
第3回目: 2015年9月26・27日

土曜日

2015年1月18日 津田大介さんと語る“子どもの未来~福島支援から~


講演会&ふくしまっ子リフレッシュin世田谷2014年冬報告会
津田大介さんと語る“子どもの未来~福島支援から~ 
1月18日 梅ヶ丘パークホールにて 参加者120名


今回は福島の復興支援に自ら取り組む津田大介さんをお迎えし、リフレッシュや遊びの支援に取り組むパネラーと語っていただきました。

津田さんの講演では、多くの人に現状を知ってもらう大切さや方法、「共感」というキーワードについてお話していただきました。トークセッションのパネラーは、元福島県伊達市小学校長先生の宍戸仙助さん、「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会代表の高橋真知子さん、NPO移動保育プロジェクトの上國料竜太さん。川崎でリフレッシュをおこなっている高橋さんは、福島のお母さんたちは子どもの健康被害を周りに話すことができない孤立感を年ごとに深めているのではと危惧し、お母さん同士のネットワークをつくっていかなければ、とお話されました。上國料さんは、外遊びができなかった子どもたちに自然体験や地域との交流体験を通して大きな成長の機会をあたえたい、と活動しています。現地での声やニーズの変化を伝えてくださりました。移動教室(学校や学年全員で放射能の影響を気にせず学習活動ができる保養)をおこなってきた宍戸先生は、無用な被爆をさせたくない、子どもたちには夢と希望を持ち、輝く瞳でいてほしい、そう語っていただきました。それは福島県だけでなく、全国の子どもたちにいえることだと。

お互いに共感したり意見したりしながら多様な生き方を認めあい、そして子どもたちへ丁寧に未来をつないでいく。あらためて考えることができた一日になりました。


2014年11月1日 マスコミが伝えないホントのコト、白石草さんOurPlanet-TVが語ります!

マスコミが伝えないホントのコト、白石草さんOurPlanet-TVが語ります!
~「知らない」ってことはいのちを「守れない」ってこと?~
ふくしまっ子リフレッシュin世田谷2014夏報告会と講演会


11月1日、日本大学文理学部社会学科後藤研究室共催で、夏のリフレッシュの報告会とアワープラネットTV白石草氏の講演会に100名以上が参加した。
最も衝撃的だったのは、チェルノブイリ原発140kmウクライナ・コロステンの取材映像である。事故から28年。世代は2代目なったが、人々の健康状態はむしろ悪化している。IAEA等国際機関は甲状腺癌しか認めない中、ウクライナでは50以上の病気が被曝由来と認定される。診断不明の症状や難病。半日、一日治療用ベッド150床が、慢性疾患の子供から老人で埋まる。ある母親は、娘の体調管理のため、すべての食材を畑でつくるまでの対応を迫られている。
この現実を前に、ウクライナの住民支援は今でも重要課題として、学校や地域で取り組まれている。中でも検診と保養は、大人子供の被曝対策・住民支援の柱である。支援を統括した保養庁が昨年発足し、事故から28年間の健康調査データは、二千万円の低予算と旧式パソコンを駆使し一括管理される。健康/病気/症状ごと、貧困/親がいない等家庭環境ごとに、国や地方自治体が、きめ細かい保養プログラムを年21日間提供する。
対策が遅れる日本。民間が踏ん張るにせよ、次世代の将来はどうなるのだろうか。
リフレッシュ報告でボランティアの学生が「事故を忘れてはいけないと思う」と話したことについて、白石さんは「大変なのはこれから!」と。そして「命を守るために確かな情報が必要。情報を見分ける目は、様々な媒体を比較する癖をつける、情報源を辿り、発信の意図を考えることで養われる。現状に絶望せず、市民自らメディアをつくり発信することもできる」と締めくくられた。